桜を見ると色んなことを思い出す。
幼少期を東京の郊外で過ごした私。
そう言えば、
幼稚園の庭には
桜の木の老木があって
そこからよくケムシが落ちてきて
木の枝で指しては
女子に見せびらかしていた。
嫌がられているのに
妙に喜んでいた記憶が・・・。
この性格は今も変わらないなぁ〜
と自分で思う。
小学校の校庭には
大きな銀杏の木が三本と
少し離れて一本あり
元気・根気・勇気、やる気と
太い幹に大きく名前が書かれ
名付けられていた。
最近、たまに
「気」が入らないことを
「テクニック」でリカバリーを
しようとする方法を見かけるけれど
それは、
枝が疲れているのに
強引に葉先に実を付けようと
するようなもの。
日当たりを良くしてあげて
土を豊かにしてあげて
水をかけてあげないと
なかなか木が育たないように
「氣(エネルギー)」も同様に育たない。
今思えば、
陽当たりの良い、広い校庭(土)に
元気、根気、勇気、やる気の樹が
堂々と立っているこの「構図」は
庭園の「世界観」と同じように
人が育っていく上での
在り方を伝えるためだったのではないか、
と想いを巡らす。
そんな私は
勤めている会社(アカデミーを運営)で
有難いことに「霊氣」の講師・事務局を
させてもらっている。
美しく咲く桜の力を借りて
時を超え、今、心に浮かぶのは
「元氣、根氣、勇氣、やる氣、霊氣(癒し)」という言葉。
不思議なことに、
こうして、文字を並べると
「心も体も健康に!」をコンセプトとし
皆が生き生きと暮らしていけるように
との想いで私の上司が創業した弊社が、
常に大切にしていること
大切にしてきたことは、
この「五つの氣」と重なる。
様々なものは
目に見えないエネルギーで繋がっている
とよく言うけれど、
たしかに、人生の出来事は
有機的につながっているような
氣がしてならない。
きっと、私は
何十年も前に、
生きていく上で大切な要素を
既に、見ていたに違いない。
そんなことを思い出す
今年も綺麗に咲く桜さんでした。